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2008.06.24 (Tue)

路面電車(LRT)への熱い視線

 路面電車と聞いて、何を思いだしますか?私は、通っていた小学校の校庭に展示されていた、廃車となった路面電車を思い出します。たった一両の展示でしたが、小学生にとっては最高の遊び場です。車内には手すりや、横一列にずら~っと長い座席がそのまま残されていました。

 この路面電車、車の発達とともに姿を消していきましたが、最近では、環境にも人にも優しい乗り物として再び注目されています。かつての路面電車は、「LRT」(ライト・レール・トランジット)と呼ばれ、日本語では、次世代型路面電車と説明されています。「路面電車」がイコールで、LRTとはならないようです。
 例えば、LRTは、ホームから乗り込むときの車両の高さがフラットなので、車いすやベビーカーも、問題なく乗り入れることができます。「低床化」と呼ばれていて、バリアフリーを意識した設計になっているので、ホームまでの通路も、階段ではなく緩いスロープになっています。
 また、「パークアンドライド」と呼ばれる、最寄り駅まで車で来て周辺に駐車(パーク)し、そこからLRTに乗って(ライド)目的地へ移動するライフスタイルを提案しています。人が集まる都心での車の渋滞を緩和することで、都市の大気汚染を軽減することにもつながるのです。

 LRTが発達している街として有名なのが、フランスのストラスブールです。1962年に廃止された路面電車は、LRT推進派の市長が当選したこともあり、94年にはLRTが開業しています。Youtubeで検索してみると、ストラスブールのLRTの写真がたくさんヒットしました。そのなかの一つがこれです。



 海外20都市のLRTに乗ったことのある岡村共由さん(日本路面電車同好会会員)によると、LRTの特徴は他にも、低騒音、開放感溢れる広い窓といった点があげられ、さらに、中心市街地の繁華街(モール)は、歩行者とLRTのみが通行可能な「トランジットモール」があるため、車を気にせずに繁華街を散策することができるとのことです。
 また、車とLRTが同じ道路を共有すると、前方を走る車に道を遮られて、なかなか前に進めず渋滞を引き起こすことになります。(かつての銀座を走っていた路面電車などがそうだったそうです)。ここで、車を優先させるか、LRTを優先させるかは行政の判断に委ねられますが、広島市では、路面電車を優先させ、車の路線への乗り入れを禁止させています。

 こうして改めてLRTの話を聞いてみて、これまで意識はしていなかったけれども乗ったことのあるLRTを思い出しました。サンフランシスコのMUNI。確かに、ホームと車両の段差がありませんでした。それから、広島市のLRT「グリーンムーバー」です。

 皆さんの生活にはLRTがありますか?乗り換えの際の段差など、気にならないことが多いかと思いますが、重いスーツケースを持って移動すると、妙に階段の多いことに気がつかされたりします。
 以前、自転車で世界中を旅している松本英輝さんから「環境先進国は福祉先進国でもある」とお聞きしました。そのときに紹介されていたのがLRTでした。こうした視点で乗り物を見ると、新たな発見がありそうです。
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