2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

2008.02.12 (Tue)

映画『ファースト・フード・ネーション』

 映画『ファースト・フード・ネーション』 の試写会に行ってきました。副題は、「世の中には 知らないほうが幸せなことが たくさんあるんだよ 」です。なんと、意味深なタイトルなんでしょう。(笑)
fastfoodnation.jpg

ストーリーは、利益追及を第一とする架空のハンバーガー・チェーン「ミッキーズ」と、下請けの精肉工場の劣悪な労働環境で働くメキシコからの不法移民労働者、ミッキーズの店舗でアルバイトをしている大学生の3者の視点で、ファーストフード業界の裏側を描いたもの。

 “牛肉パティへの大腸菌混入”という疑惑を調査するため、ミッキーズのマーケティング部長が、汚染源の疑いのある食肉工場(移民労働者の働く先)、ミッキーズ・コーディ店(大学生のバイト先)を調査するところから物語は始まります。

 生産スピードを重視するあまり、おろそかになる「食の安全性」や、格安のハンバーガーを実現するために雇われる移民やバイトから見えてくる「格差社会」など、ファーストフード業界の内幕を暴くリアルな内容のオンパレードです。

 本物そっくりの“バーベキュー”の香りが開発されているミッキーズの研究室、精肉工場の稼働スピードに従業員の作業が追い付かず、「血や糞便が肉に混入することは日常茶飯事」という告白、工場の機械で足を切断されてしまう労働者…など、「知らないほうが幸せなこと」が描かれています。

 映画はフィクションですが、原作はエリック・シュローサーのルポタージュ『ファストフードが世界を食いつくす』(草思社)です。


世界20カ国で140万部以上売れたベストセラー(日本では10万部を突破)で、映画で描かれている“パティへの大腸菌の混入”(牛のフンがパティに混じっていること)は、9章「肉の中身」で言及されています。

 これほど衝撃的な書籍の内容に対して、ファーストフード業界は、一件の訴訟も起こさなかったそうです。シュローサーの調査が、いかに正確だったのかを物語っています。

 リチャード・レンクレイター監督はファーストフードについて、「肉を食べるのなら、その肉がどこからきたのか知っておくべき」「みんながいかに(香料などに)操作されているのかに気が付いてほしい」とコメントし、さらに、「自分の食物連鎖に関係している人々について考えてほしい」とも話しています。

  
ファースト・フード・ネーションは、2月16日よりユーロスペースにてレイトショー他全国順次公開の予定です。 
http://www.fastfoodnation.net/


関連記事
02:33  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://minoriokuda.blog133.fc2.com/tb.php/107-8c64f591

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |