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2009.11.19 (Thu)

スピン・ファーミング ~都会で有機農業を~

 「都会で農業」と聞けば、まず思いう浮かぶのが、自治体が提供している市民菜園ではないでしょうか。
 2008年、渋谷区に誕生した区民農園は、土地総額が68億円ともいわれる高級農業地。利用料は月1000円で、一区画・約8平方メートルとのこと。しかし、一般向けの競争率は13.5倍だったというから、驚きです。
 他の区はどうなのかと思い、江東区の城東区民農園の抽選倍率を見てみたら、9.59倍でした。どうやら都会で農業をやるには、まずはくじ運がよいことが求められるのかもしれません。

 そんななか、先日まで日本で講演活動をされていたカナダの若手環境活動家メラニー・マレンさから、「スピンファーミング」(spin farming)という、新しい都会の農業の方法について教えてもらいました。

melanie mullen.JPG

写真は、11月13日に国立オリンピックセンターで講演中のメラニーさん


 「スピン・ファーミング」のSはスモール(small)、Pはプロット(plot)、INはインテンシブ(intensive)を意味していて、比較的小規模な土地で行う農業のことを指すらしいです。
 こう説明すると、区民農園と変わらないと思われがちですが、スピンファーミングの特徴は、農地を提供するのは行政ではなく、個人だという点。しかも、個人宅の庭先を借りて農業をするのそうです。

 カナダの住宅の多くは、玄関前と、家の裏に庭がついているタイプが多いそうですが、庭の手入れがままならない人も少なくない。そこで、「スピンファーマー」と呼ばれる人たちに、自分の家の庭を寄付し、オーガニック農業をそこで行ってもらう。
 スピンファーマーは、こうした庭をいくつか集め、オーガニック野菜を栽培し、ファーマーズマーケットなどで販売するそうです。

 メラニーさんが話してくれたスピンファーマーの男性は、数件の庭を自転車で回り、野菜を育て、これだけで生計を立てているとのこと。

 庭先を提供するオーナーにとっては、定期的にオーガニック野菜がもらえるだけでなく、荒れ放題だった庭が、美しい“プチ”農園になるとあって、スピンファーミングは双方にとって、メリットがあるようです。
 
 ちなみに東京23区で市民菜園を設けているのは11区のみ。市民菜園に応募するという時点で、対象にならない人がいる現実。まずは小さくスピンファーミングを始めるほうが、高い競争率を勝ち抜くより、確実に都会で農業を行う一歩であることは間違いないようです。
 (あ、その前にベランダ菜園のほうが手軽ですね!)

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